- グループホームは、認知症のある方のための“小規模・家庭的な施設”
- 特養(特別養護老人ホーム)は、要介護3以上で“費用を抑えたい方向けの公的施設”
「グループホームと特養って、何が違うの?」親の認知症が進みはじめたとき、誰もが最初に悩むのがこのポイント。
実際、私の父の認知症が進んできたとき、「グループホームがいいの? それとも特養?」と、何度もネット検索を繰り返しながら悩んだ経験があります。
さらに、祖母がグループホームに入っていたこともあって、「どちらがより合っているのか?」を家族で何度も話し合ったのを今でも覚えています。
このページでは、施設の目的・費用・入居条件・ケア体制の違いを図解と早見表でわかりやすく整理しながら、「今の親にとってどちらが合っているか?」を、一緒に整理していきます。
グループホームと特養の違いとは?目的・費用・入居条件を一覧表で比較!
- グループホームは、認知症がある方で要介護度が軽い人向けの“家庭的施設”。
- 特養は、要介護3以上で費用を抑えたい人向けの“公的施設”。
→ 介護度・認知症の有無・費用感をもとに選ぶのがポイント!

「グループホームと特養って、結局どこが違うの?」この疑問に対して、一目でわかる比較表を使って、主要ポイントを7項目で整理しました。
それぞれの施設は「誰が入れるのか?」「どんな生活になるのか?」「費用はどのくらいかかるのか?」が大きく異なります。
比較項目 | グループホーム | 特別養護老人ホーム(特養) |
---|---|---|
対象者 | 認知症+要介護1以上 | 原則 要介護3以上 |
入居のしやすさ | 地域差ありだが比較的入りやすい | 待機者多数。数ヶ月〜年単位も |
定員 | 少人数(5〜9人/ユニット) | 中〜大規模(30〜100人以上) |
生活環境 | 家庭的で自由度高め | 集団生活で管理的な側面あり |
ケアの特徴 | 認知症ケアに特化 | 重度介護者の生活支援 |
医療体制 | 医師の訪問中心/看護師不在も | 看護師常駐/医師との連携あり |
月額費用目安 | 12〜18万円(実費込み) | 8〜15万円(軽減措置あり) |
「親の状態」や「家庭の負担感」に合わせて、どちらが合うかを見極めていきましょう。
どちらが向いてる?グループホームと特養の選び方【親の状態別チャート付き】
- 「認知症あり+身体が比較的元気」ならグループホーム
- 「要介護3以上+身体介助が必要」なら特養
- 「認知症+要介護3以上」の場合は、両方に申し込みして空きや費用で判断
「グループホームと特養、どっちが向いてるのか?」そう悩んでいた私も、親の状態を3つの視点で整理したことで方向性が見えました。
ここでは、「認知症の有無」「要介護度」「身体の自立度」から、誰でも3分で判断できるチャート図をご紹介します。
【判断チャート】あなたの親に合うのはどっち?

家族での話し合いでは「どちらが空いてるか?」だけで決めがちですが、本当は「親の今の状態」と「数ヶ月後の変化」も踏まえて選ぶのが大切です!
グループホーム・特養を選ぶときの注意点【後悔しないために】
- 見学・問い合わせは必須!ネットの情報だけで決めないこと
- 医療体制・スタッフ対応・費用の内訳などは、現地で確認しないと分からない
- 「費用の安さ」だけで選ぶと、見落としに気づくのは入所後…というケースも
施設のパンフレットや公式サイトには、良いことしか書いてありません。でも、実際の現場には、“行ってみなければ分からない空気”があります。
このパートでは、私自身が「祖母のグループホーム探し」で感じたことも交えながら、後悔を防ぐために絶対に押さえておきたい注意点をまとめます。
1.「費用の安さ」で即決しない
特養は月額費用が安く見えるけど、実は「医療費・おむつ代・レクリエーション費」など、実費負担が多い施設もある。
2.医療体制は施設によって大きく違う
グループホームは医師の訪問診療が前提で、看取り対応が難しいケースも多い。特養でも、看護師が日中しかいない施設もある。
3.見学で“スタッフの雰囲気”を体感すること

どんなに設備が整っていても、「スタッフが無表情」「入居者がぼーっとしている」…そんな空気感なら要注意。
グループホームと特養、どちらが親に合うか迷ったときの対処法
- 迷うときは、両方の施設を見学&申し込みしてOK!
- 「空き状況」や「雰囲気」で決まることも多い
- 大事なのは、“今の状態”だけでなく“これからの数ヶ月”も見据えて選ぶこと
「結局、うちの親はどっちが合うんだろう…」ここまで読んでも、完全に決めきれない方もいると思います。それ、ぜんっぜんOKです!
施設選びは、「家族の気持ち」と「本人の状態」がすれ違いやすい選択肢。だからこそ、最初から1つに絞らなくていいんです。
まずは“2施設以上”に並行して問い合わせ&見学を!

実際に話を聞くと、「ここはやめとこう…」とか「思ったより良いな」って判断がハッキリしてきます。
特にグループホームは、入居基準が施設ごとにかなり違うので、候補は多めに探しておくのがコツ!
“今の状態”だけじゃなく、“半年先”も視野に入れて
今は自立していても、「転倒で一気に要介護度UP」ってケースもあります。認知症の進行も、人によっては急変することも。
- この記事で違いを整理する(✅完了)
- 気になる施設に並行して問い合わせ・見学をする
- 本人の様子と家庭状況を見ながら、ベストタイミングで申込み
「完璧な施設」じゃなく、「今のあなたと親にとって、最適な選択肢」を探していけば大丈夫ですよ!
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