「特養に空きがない」って、本当にそうなんでしょうか? 私もそう思っていました。
親の介護が急に必要になって、慌てて施設を探したとき、「特養はどこも満室」と言われて途方に暮れたものです。
でも実は、“空きがある施設”を見つける方法、あるんです。 しかも、電話一本で動き出せる施設も。
本記事では、そんな「今すぐ入れる特養をどう見つけるか?」というテーマに沿って、
- どこを見れば空き情報がわかる?
- 申し込みから入所まで、どれくらい時間がかかる?
- 空いてないとき、他にどうする? など、読者の「今知りたい」に答えていきます。
特養探しでつまずきたくない方は、最初の3分で全体像がつかめるはずです。
- 特養には「空きあり」の施設も実際に存在する
- 空き状況はWAM NETや自治体サイト、施設への直接確認で把握できる
- 探し方を工夫すれば、今すぐ入れる可能性を広げられる
- 空いていない場合も、老健やサ高住などの代替策が取れる
特養の空き状況を確認する方法【2025年最新版】
「空きがない」「満室ばかり」と言われて諦めかけていませんか? でも、実際には“空きが出ている”施設も確かに存在します。
問題は、「それをどう見つけるか?」なんです。
この章では、今すぐ空き状況を調べるために有効な3つの方法を、実体験ベースで解説していきます。焦らず、順を追って確認していきましょう。

- WAM NETで候補をピックアップ
- 自治体サイトで地域ごとの空き状況をチェック
- 気になる施設には“直接”電話して空きを確認
この3ステップで、「今入れる可能性が高い特養」が見えてきます。
特養の申込み〜入居までの流れと平均待機期間
「申し込んだけど、連絡が全然来ない…」「順番って、誰がどう決めてるの?」 特養を探していた当時、私自身もこの“沈黙”にモヤモヤしていました。
書類を出してから、1ヶ月…2ヶ月…「今どの辺なんだろう?」と不安になるのは当然です。
でも調べてみてわかったんです。特養の入所には“見えにくいけれど明確なルール”がある。
そして、それを知っているかどうかで、入所のスピードは大きく変わります。
ここでは、申込みの方法・審査の内容・待機期間のリアルまで、僕の体験談も交えて具体的にお伝えします。
- 申込みは各施設または市区町村窓口で可能。必要書類と本人情報の提出が基本です。
- 審査は「緊急性」と「介護度」によって優先順位が決まる仕組み。
- 待機期間は地域・要介護度によってバラつきあり。数週間〜数年と幅があるので戦略的に複数申請が鍵。
特養の申し込み手順
「どこに、何を、いつ出せばいいのか?」——最初はそこがよく分からないですよね。
市役所の窓口で「まず申込書を出してください」と言われたものの、その書類がどこにあるのか、どう書けばいいのかさえ不明。
結論から言うと、特養の申し込みは意外とシンプルです。以下のステップで進みます。

【STEP1】申込書を手に入れる
- 各特養の窓口、または自治体の介護保険課・地域包括支援センターなどで入手できます。
- 最近では、自治体のホームページからダウンロードできるところも増えています。
【STEP2】必要事項を記入する
- 本人の基本情報(氏名・住所・介護保険被保険者番号)
- 要介護度、現在の生活状況(独居・家族同居など)
- 申請理由や緊急性の有無(退院が迫っている、家族の負担が限界など)
「介護者の負担」や「自宅での生活が限界」といった具体的な事情は、必ず書きましょう。
【STEP3】介護支援専門員(ケアマネジャー)からの意見書を添付
- ほとんどの自治体では、ケアマネによる評価・意見書の提出が必須です。
- 「どのくらい介護が必要か」「家庭での介護は現実的か」などが判断材料になります。
【STEP4】提出先に申し込む
- 原則、施設ごとに申込みが必要です(※一括受付をしている自治体もあり)。
- 書類提出後、施設または自治体の選考会議で審査が行われます。
申込み自体は紙1枚で完了することも多いですが、書き方と提出のタイミングが大事です。
次はその後の「審査」について見ていきましょう。
審査の流れ
書類を出したあと、ただ待つだけになってしまっていませんか? でもその裏で、実はしっかりとした“審査のプロセス”が進んでいるんです。
特養の入所審査は、施設または自治体が開催する「入所判定会議(選考委員会)」で行われます。
この場で、提出された申込書とケアマネの意見書をもとに、以下のようなポイントがチェックされます。
主な審査ポイント
- 要介護度(原則、要介護3以上が対象)
- 在宅での生活が困難かどうか
- 家族の支援体制(介護者の有無や負担状況)
- 医療ニーズや緊急性(退院予定、在宅での限界など)
- 他施設への申込み状況
施設によっては加点制度や調整指数(スコア制)を用いて、数値化して順位付けされることもあります。
審査の頻度と結果の連絡
- 多くの施設では月1回〜2回程度、選考会議が開催されます。
- 会議後、電話や郵送で「入所可」「入所待機」「選外」のいずれかが通知されます。
結果が出るまで1〜2ヶ月かかることもあるため、焦らず待つことも大切です。ただし、「申込みが通らなかった=永久に無理」ではありません。
次回の会議で状況が変わることもあります。だからこそ、1施設にこだわらず、複数の施設に申し込むのが基本戦略なんです。
平均待機期間の目安と注意点
「で、実際どれくらい待つの?」というのが一番気になるところだと思います。
申し込んだあと何ヶ月も音沙汰がなく、「忘れられたのかな…?」と何度も不安になる人って多いんですよね。
結論から言うと、待機期間は“ピンキリ”です。
平均待機期間の相場
- 都市部では6ヶ月〜1年以上待つケースが多い
- 地方や郊外では、数週間〜3ヶ月程度で入所できることも
- 要介護度が高く、かつ家族支援が難しいケースほど早くなる傾向
なぜこんなに差が出るのか?
- 施設ごとの人気・収容人数・地域差が影響します
- 審査時の“優先度”によって、順番が前後するため
実際、同じ施設でも「1ヶ月で入れた人」もいれば、「2年待っても連絡が来ない人」もいます。
これはもう、“早く入りやすい条件”を理解しておくことが重要なんです。
- 要介護度が4〜5と重い
- 独居または老老介護で支援困難
- 退院後の居場所がないなど、緊急性が高い
こうした条件がそろっていれば、「数週間〜1ヶ月で入所できた」という事例も珍しくありません。
とはいえ、自分ではどうにもできない部分もあるので、戦略的に複数施設へ申し込むことが結果的に最短ルートになることが多いです。
【まとめ】今すぐ動くためのチェックリストと次のステップ
「特養の探し方や申込みの流れは分かった。でも、結局まず何から始めればいいの?」 そんなふうに感じた方のために、ここでは「今すぐ動くための具体的なチェックリスト」と、 次に取るべきアクションの優先順位をわかりやすくまとめました。
焦らず、でも確実に。今日から動けるようにしていきましょう。
- まずは「今空いてる施設」をリストアップ(WAM NET・自治体・電話)
- 並行して、申し込み書類を準備&提出(複数同時申請が基本)
- 入所待ちの間は、老健・ショートステイなどの“つなぎ”を検討
やることチェックリスト【まずはここから】
☑️ WAM NETで自分の地域の空き状況を検索
☑️ 市区町村の介護福祉課サイトをチェック(空きリストが掲載されている場合あり)
☑️ 気になる施設に直接電話して最新状況を確認
☑️ ケアマネジャーに相談 or 地域包括支援センターに連絡
☑️ 申込書類を取り寄せ、記入・必要書類を準備
☑️ 複数の特養へ同時申請(1件だけ待たずに“併願”が基本)
☑️ 老健・サ高住・ショートステイなど、今すぐ入れる施設も並行調査
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おすすめリンク&相談先リスト
【WAM NET(公式)】https://www.wam.go.jp
└ 特養を含む全国の介護施設を検索可能。地域別・種別ごとの検索が便利です
【地域包括支援センター検索】「●●市 地域包括支援センター」で検索
└ 近くの相談窓口が見つかります。申請や相談もここでOK
【都道府県サイト】「●●県 特養 空き状況」で検索
└ 一部の県では、定期的に空き情報を掲載しています
【よくある落とし穴とその回避策】
「とりあえず1件申し込んで、返事を待つ」→✖ 複数申請しないと大幅に遅れます
「空きが出たらすぐ入れると思っていた」→✖ 優先順位の審査があるので即入所は稀
「書類の書き方が不安で手が止まった」→✖ ケアマネ・施設・包括支援センターがサポートしてくれます
今は情報を集めただけでも十分な一歩。でも、今日中に“1本電話してみる”だけで、現実はグッと動き出します。
次の章では、「もし特養に空きがなかったらどうするか?」を深掘りしていきます。
今すぐ入れる“現実的な代替手段”について、ぜひ確認してください。
空いてないときの代替手段|老健・サ高住・一時施設の使い方
「どこも満室なんです」と言われて、呆然としたという方多いようです。介護認定は出たけど、特養が見つからない。時間だけが過ぎていく。
でも、“今すぐ入れる場所”は、ちゃんと存在するんです。
この章では、特養以外にどんな選択肢があるのか?そして、それをどう組み合わせればいいのか?
私の実体験を交えながら、今すぐ役立つ「現実的な対応策」をお伝えします。

老健(介護老人保健施設)
医療ケアとリハビリが整った“つなぎ先”の王道
入院後に「とりあえずどこかで療養させたい」と思ったとき、最初に候補に上がったのがこの“老健”でした。
- 医師や看護師が常駐し、医療ニーズがある方でも安心
- リハビリや在宅復帰支援がメインなので、比較的回転が早く“空き”が出やすい
- 利用期間は原則3~6ヶ月だけど、その間に特養を探すという戦略がとれる
私の父も、病院退院後すぐには特養が見つからず、まず老健に3ヶ月入りました。「とりあえず安全な場所を確保する」という意味では、ものすごく助かりました。
ケアマネに「老健の空き、いまありますか?」と聞くだけで、すぐ候補が出てくることも。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)
“今すぐ入れる”ד自由な暮らし”を両立する選択肢
正直なところ、最初は「サ高住=高そう」というイメージがありました。でも実際に見てみると、意外にリーズナブルで、空きもある。
しかも、自炊・外出・訪問介護などを組み合わせられる自由度の高さも魅力です。
- 軽度の要介護者向け。見守り体制+介護保険サービス併用で安心
- 「すぐに入れる」物件が多く、特養待ちの間の一時住まいにも◎
- 入居一時金が不要な物件も多く、想像よりコストを抑えられるケースもある
もしご家族が「まだ元気だけど一人では不安」という段階なら、サ高住は一度見ておいて損はない選択肢です。
「地域名+サ高住 空室」で検索 or 資料一括請求で比較スタート!
一時利用:ショートステイ/小規模多機能型施設
“今のピンチ”を乗り越える、即効性あるレスキュー施設
介護者である私が体調を崩したとき、頼ったのがこのショートステイでした。正直、その数日間で助かった命だったかもしれません。
- 1日〜数週間まで柔軟に利用でき、急場の対応に最適
- 小規模多機能施設は「通い・泊まり・訪問介護」が一体で使えて便利
- 要介護認定があれば利用可能、費用も保険適用で安め
特養の順番を待っている間、定期的にショートステイを使う人も多いです。「今すぐ何とかしたい」なら、ここが最も即効性があります。
市区町村 or ケアマネに「空いてるショートステイありますか?」と聞くのが早い!
併願戦略:代替手段と特養を“同時進行”が勝ちパターン
多くの人がやっているのが、「老健やサ高住に入りつつ、特養の空きを待つ」という併願戦略。
- 3ヶ月だけ老健、その間に特養へ申し込み
- サ高住で半年生活、特養が空いたタイミングで転居
- 空き状況をウォッチしながら、ショートステイでつなぐ
こうした“動きながら待つ”スタイルが、結局は一番現実的でした。
「どこも空いてない=詰んだ」ではありません。今すぐ動ける選択肢は確実にあります。
まずは1つ、“電話をかける”だけでも、現実は変わり始めます。
特養入所の優先順位と点数制度をわかりやすく解説
「もう半年も前に申し込んだのに、何の連絡も来ない…」私も当時そう思っていました。申込み順に呼ばれるんじゃないの?って。
でも、実は違ったんです。特養の入所は、“緊急性”と“介護負担”で点数化された優先順位で決まるんですよね。
つまり、「今すぐ本当に困っている人」が優先される仕組みなんです。
- 優先順位は、本人の介護度や家族の介護負担などから“調整指数”で決まる
- 加点項目には「要介護度3以上」「独居」「同居家族の負担度」などが含まれる
- 点数の付け方は自治体ごとに異なるため、事前確認が必須
- 高得点でも“空き”がなければ入れないため、併願戦略が鍵
調整指数とは?──見えない「点数」が入所順を左右する
この“点数”の正体が、いわゆる調整指数と呼ばれる評価基準です。
例えば…
- 要介護5 → 加点(重度だから)
- 家族がいない or 高齢者夫婦のみ → 加点(支援困難なため)
- 現在入院中で退院期限が迫っている → 加点(緊急性あり)
つまり、「今この人を入れなきゃ困る」という状況ほど、点数が高くなります。
私の父の場合、要介護3+高齢母との二人暮らしという条件でしたが、それでも点数は中程度。
緊急性がないと判断されたのか、なかなか順番は回ってきませんでした。
この調整指数は、申込書に記入した内容やケアマネの所見から評価されます。

加点対象になる代表的な要素
以下のような項目が、自治体の評価項目として設定されています(一例)。
項目 | 内容 |
---|---|
要介護度 | 3以上で加点。5が最も高い評価 |
居住状況 | 独居、高齢夫婦世帯などは加点対象 |
介護者の負担度 | 同居家族が高齢・病気・フルタイム勤務などは加点 |
入退院の状況 | 入院中・病院からの退院期限が迫る場合は加点 |
経済状況 | 生活保護や低所得の場合、一部自治体では加点 |
自治体によって点数制度は異なる
ここが重要なポイントなんですが、この調整指数の計算方法や加点項目は自治体ごとに違うんです。
A市では高得点でも、B市では対象外…なんてことも普通にあります。
だからこそ、申込前に一度「〇〇市 特養 点数制度」と検索するか、地域包括支援センターに確認するのが最も確実です。
実際、私も「点数ってどこで見られるんですか?」と地域包括に聞いたことで、初めてこの制度の全体像がつかめました。
じゃあ、どうすれば早く入れるのか?
残念ながら、「これをすれば点数が上がる」という裏ワザはありません。でも、戦略的に申込先を増やすこと=チャンスを増やすことはできます。
- 調整指数が高くなるよう、事実を正確に記載する(主観は控える)
- ケアマネに「点数がどう評価されるか」の意見書を依頼する
- 複数施設に申込書を出し、優先度が合う施設とマッチングするのを待つ
「申し込んだのに入れない」の裏には、見えない点数と選定ロジックがあります。でも、仕組みを知って動けば、可能性は確実に広がります。
ケアマネや自治体窓口をうまく巻き込みながら、“動きながら待つ”戦略を取りましょう。
特養探しに役立つリアルな声|ケアマネ&家族の体験談
「結局、どうやって見つけたのか?」制度や点数の話も大事ですが、リアルな声ほど参考になるものはありません。
私自身も、父の特養探しではたくさんの“先輩たち”の体験談に助けられました。
ここでは、ケアマネ・家族それぞれの立場からの成功例・失敗例を紹介しながら、「読者さんが次にどう動けばいいか」が見えるように整理していきます。
- ケアマネが裏で動いてくれた(紹介・推薦・申請サポート)
- 家族が“空きあり”施設に直接足を運んだ
- 老健やショートステイを使いながら、特養を待つ作戦も有効
- 逆に「一つの施設にこだわって失敗」した例も…
ケース①:ケアマネの紹介が“突破口”になった(父・要介護4・70代後半)
「特養って、全部自分で探さなきゃいけないんですか?」僕がケアマネさんにそう聞いたのは、父の在宅介護に限界を感じていた頃でした。
そのとき、ケアマネさんがこう言ってくれたんです。

「●●区の〇〇苑、来月ひと枠空くって聞いてます。申込み、間に合うかもしれません」
あの一言が、まさに転機でした。すぐに申し込み→現地見学→1ヶ月後に入所決定というスピード展開。
「どの施設に空きが出るか」「担当者の人柄はどうか」など、表に出ない情報を持っている場合があります。
ケース②:家族が“足で探した”ら、現地で空き情報に遭遇(母・要介護3・80代)
「ネットで見ても全部“満室”って出る。もう無理かな…」そう思いながらも、娘さんが休日に2つの施設を見学。
すると1つの施設でこう言われたそうです。



「今ちょうど1名、退所予定なんです。ご希望があれば申込みを」
結果、即日申請→数週間後に入所通知。
「空きなし」と表示されていても、諦めずに行動した人が“入所枠”をつかんでいるのが現実です。


ケース③:「1つの施設」にこだわりすぎて後悔(祖父・要介護4・90代)
「母が気に入った施設があって、そこだけ申し込んだんです」
ところがその施設は人気&高倍率。半年待っても連絡が来ず、結局は急な体調悪化で別の施設を急ぎ探すことに。
こだわりすぎると、“選ぶ”つもりが“選ばれる側”になってしまうんです。
あらかじめ「優先順位をつけて」3~5施設同時申請するのが現実的です。
こうして見てみると、特養をスムーズに見つけられた人たちは、“待つ”よりも“動いた”ことが共通点だと気づかされます。
「ケアマネに相談する」「実際に施設を訪ねる」「複数の施設に申し込む」──こうした一歩一歩の行動が、数ヶ月後の状況を大きく変えるんですよね。
制度や点数の仕組みを知ることも大切ですが、最終的に道を切り開くのは、動いた人なんだと、改めて実感しました。
そもそも「空き状況」とは何を意味するのか?
「空きあり」と書いてあるのに、電話をしたら「現在は満室です」と言われた。私も何度か経験した、あのガッカリ感。
でも、それにはちゃんと理由があったんです。そもそも“空き状況”という言葉、少し曖昧なんですよね。
今回は、この「空き表示」に隠されたカラクリと、見極め方のコツをお伝えします。
- 表示される「空き」は“現時点での目安”であり、リアルタイムではないことも多い
- 申し込み済の方が優先されるため、空きがあっても即入所とは限らない
- 「仮押さえ」「家族調整中」「入院中」など、実際は埋まっていることもある


「空きあり」=“今すぐ入れる”とは限らない理由
まず前提として、特養の空き状況は施設が独自に更新している情報です。WAM NETや自治体サイトも、各施設が提出した情報を反映しているだけ。
つまり、「数日前の情報がそのまま残っている」ケースもあります。さらに、以下のような“見えない事情”が絡んでくることも…。
- すでに申し込み済の人がいて、入所調整中
- 入院中の入居者が退所扱いになっていない
- 家族と面談中のケースで「仮押さえ」されている
- 地域ごとに“更新頻度”がバラバラ(週1のところも)
だから、「空きあり」と出ていても、実質的には“空いていない”こともあるわけです。
僕も経験した「空き表示」に振り回された話
父の特養探しのとき、ネットで「空きあり」と出ていた施設に連絡してみたんです。
そしたら第一声が、「あ、現在は埋まってまして…」という残念な一言。
思わず、「じゃあなんで空きって出てたの?」ってツッコミたくなりましたよ。
でもよく話を聞いてみたら、



「昨日までは確かに空いていたんですけど、今朝申し込みが入って調整中なんです」
…とのこと。なるほど、と。
施設の現場は、日々入退所の変動があるので、ネットの情報にはどうしても“時差”が生じるんですね。
本当に空いているかどうかを見極めるには?
一番確実なのは、やっぱり直接電話することです。ネット情報に頼りすぎず、リアルタイムで確認できる手段を取ることが大切。
以下のような質問を用意しておくとスムーズです。
- 「今現在、入所できる枠はありますか?」
- 「見学や申込みはいつ可能ですか?」
- 「すでに申し込み中の方がいる状態でしょうか?」
そして、複数施設に問い合わせて“空きの見込み”を比較するのも重要です。
「空き表示」に踊らされないように。
大事なのは、“空き状況”の正しい意味を理解した上で、冷静に行動すること。特養探しは、情報戦でもあります。
だからこそ、“数字の裏側”まで読み取る目が必要なんだと感じました。
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